トイレが壊れてしまったとき、修理にかかる時間が気になりますよね。
頻繁におこなわないトイレ修理だからこそ、目安がわからず不安になってしまうものです。
そこでこの記事では、トイレ修理にかかる時間の目安を症状別に解説します。
トイレ修理を依頼する際の参考にしてください。
トイレ修理にかかる時間の目安
トイレの水漏れ修理は、約15分から数日間と、原因や作業によって修理時間が異なります。
タンク内の給水を担っている「ボールタップ」の交換は約15分、タンク底で水をせき止める役割の「フロートバブル」の交換は約30分です。
パイプの結合部分から水漏れしている場合は、ナットが緩んでいる可能性があり、締める作業で約10分かかります。
給水管パイプが破損していて交換が必要になると、約30分の作業時間です。
また、温水洗浄便座からの水漏れは、ノズルや給水ホースなど原因となる部品の交換で約10分かかるほか、便座ごと交換するなら約30分の作業時間がかかります。
止水栓から水漏れしている場合は、中にあるパッキンの劣化が原因でしょう。
新たなゴムパッキンへの交換作業に約10分かかります。
便器が原因で水漏れしている場合は、本体の交換が必要で、修理業者がサイズ等を調査するので約1日必要です。
トイレのつまり修理は、水漏れと比較すると少ない作業時間で修理可能です。
まずは「ローポンプ」の使用で取れる場合は約10分で作業終了します。
ローポンプを使っても取り除けないときは、つまりの原因を削り取るので約30分かかります。
トイレ修理に時間がかかるケース
先ほどお伝えしたとおり、部品の交換やつまりを取り除く簡単な作業は、比較的少ない時間でおこなえます。
反対に、時間がかかる作業は以下のとおりです。
・便器を取り外す
・高圧洗浄機を使用
・排水管の交換
トイレの水漏れの原因が便器と床の隙間からの水漏れの場合や、便器にひびが入ったときは交換が必要です。
便器を外して新しく取り付ける作業前には、業者が現地調査をおこないサイズや排水管の位置を確認します。
便器交換作業は、最低でも約2時間はかかる大がかりな作業と考えていいでしょう。
水に溶ける材質のものがトイレに詰まってしまったときは、高圧洗浄機を使用するかもしれません。
その際、準備から作業終了までに約3時間かかります。
さらに高圧洗浄車が必要になると、手配を含めて数日かかる場合があるので事前に確認しましょう。
排水管の経年劣化によって、水漏れやつまりを引き起こす可能性も。
排水管の交換となると、屋外の地面下での大がかりな作業になるので状況によって所要時間は大きく異なるでしょう。
トイレ修理を早くしたいときの2つの方法
トイレが故障してしまうと、その間使用できなくなるため困ってしまいます。
そこで、トイレ修理を早くしたいときは以下の2つの方法を検討してください。
・即時対応の業者に依頼する
・自分で直す
1.即時対応の業者に依頼する
トイレ修理業者の中には、即日対応してくれるところが増えてきています。
早めに修理を依頼するときは、電話にて相談することをおすすめします。
近年ではネットが普及していることもあり、メールやホームページから連絡可能なところが多いですが、目を通すまでに時間を要する可能性があるからです。
迅速な対応を求めるなら、お住まいの地域にある業者に依頼すると移動時間がかからずスムーズでしょう。
2.自分で直す
簡単な作業であれば、自分でトイレ修理をすることが可能です。
たとえば、ナットの緩みが原因で水漏れしている場合は、自分でナットを締め直しましょう。
トイレが詰まっている場合は、スッポンを使用すれば解消できるかもしれません。
スッポンやその他部品は、ホームセンターで調達できます。
その際、必要な部品の型番を覚えておくことが重要です。
自分で直しても解消できない場合や、難しいと感じたら業者にお願いしましょう。
信頼できるトイレ修理業者の3つの選び方
トイレ修理を依頼する業者は、詐欺やトラブルを防ぐためにも信頼できるところに依頼したいですよね。業者選びの際は、以下の3つを参考にしてみてください。
1.水道局指定工事店から選ぶ
「水道局指定工事店」とは、各自治体の水道局が「適切に工事をおこなえる」と判断した事業者のことです。
給水管の交換作業などの「給水装置工事」と、宅地内の排水管工事である「排水装置工事」をおこなうには、適切な工事と事務手続きが可能だと、各上下水道事業者から指定を受ける必要があります。
特定の条件を満たし、各自治体に申請すると「水道局指定工事店」の認定を受けることができます。
つまり、水道局に認められたトイレ修理業者ということになります。
2.口コミや評判を確認する
トイレ修理業者を選ぶ際、実際にトイレ修理を依頼した人の口コミや評判は重要な判断材料になります。
各ホームページやGoogleに記載されている口コミを見てみましょう。
いくらホームページで良いことが書いてあっても、実際の口コミに悪いことが書かれていたら避けた方が無難です。
高額支払いを請求された、作業員が横暴な態度だったなど実際に利用した人の意見は参考になります。
しかし、口コミの詐欺も存在するため、すべてを鵜呑みにするのは危険です。
あくまで判断材料の一つとして参考程度に留めておきましょう。
3.数社見積もりをする
トイレ修理を依頼する業者を選ぶときは、数社から見積もりを出してもらいましょう。
数社に見積もりを依頼することで、作業日時・修理にかかる時間・補償内容と期間などを見比べられるためです。
見積もりを出してもらったら、総額だけでなく内訳が記載されているか確認しましょう。
また、注意しなければいけないのが「見積りやキャンセルが有料」な業者。
見積もりを依頼する前にホームページで確認することが重要です。
まとめ
今回は、トイレ修理にかかる時間について紹介しました。
部品の交換なら数十分程度で作業終了します。
一方で、便器の交換や排水管工事など大がかりな作業は、数時間から数日かかる可能性があります。
トイレ修理業者の選び方は以下を参考にしてください。
・水道局指定工事店から選ぶ
・口コミや評判が良いか
・数社見積もりをする
お住まいの地域の優良な業者に依頼し、安心してトイレ修理を任せましょう。